DXクラウド基盤について

昨日こんな荷物が届きました。


PLUSのUV除菌ケースです。送り主はダイワボウ情報システム様です。なぜ?と思いましたがそういえば少し前に「DXクラウド基盤」ウェビナーを受講したおりに、運が良ければ当たりますよ〜と紹介されていたヤツですね。やったー!!と言う訳で少しこのDXクラウド基盤という製品について勉強したことを触れてみましょう。

私が担当させて頂いているお客様で、オンプレサーバー上のVMwarevSphere基盤にシステムを構築して頂いている企業様がいらっしゃいます。この環境をクラウド環境に移行すべくAWSやらAzureやらを延々と検討してきましたが、VMwareHorizonで公開アプリケーション環境を構築しているためVMwareを基盤としていないクラウドサービスは利用できないと言う制約がありました(HorizonがVMwarevSphere基盤以外では稼働しないと言う部分は検証してはおりません。とある方からそのように伺いました)。

このDXクラウド基盤もVMware基盤をAWS、Azureに移植するには「移行作業が大変」「AWS、Azureの技術習得」「従量課金」という課題があり、VMwareをそのまま使えるクラウドサービスがないだろうか?というリクエストに応える製品です。
この製品のベースとなっているのはVMware Cloud on AWSと言う製品です。私もこの製品については紹介して頂いたことがありますが、規模・費用感がお客様環境にあわず断念しました。このVMware Cloud on AWS基盤を小分けにして製品化したものがDXクラウド基盤という感じでしょうかね。

ウェビナー資料をここに掲載する訳には行きませんがIT価値創造塾に掲載されている情報が参考になるかと思います。基盤がVMwareですので移行作業もゲストOSをエクスポートしてインポートと簡単に移行できます。今回のようなVMwareを基盤としていないと困るというお客様にも適用できる製品かと思います。何よりこのDXクラウド基盤では初期構築からVPN構築までが製品メニュー化されていますので、移行作業でのSE負担はかなり軽減されるのではないかと思います。私もVMware Cloud on Serviceを検討した際に「この環境を一体誰が構築できるの?」と思っておりましたのでこの点は有難いですね。

が、全てがめでたく解決という訳にはいかないようです。
例えばvCenterは使用できません。これは製品の性質上仕方ないようにも思えますが、vCenter必須と言う環境を利用されているケースは困ることになります。
またORACLEやSQLServerなどのCPU単位ライセンスのデータベース製品は非対応だそうです。ライセンス上の制約なのかも知れませんがこの制限はかなり辛いです。
お客様の環境ではVMwarevSphere基盤を提供して頂ける他のクラウドサービスを使用することとしましたので、このDXクラウド基盤をそもそも検討するまでには至りませんでしたが、お客様環境ではSQLServerをバッチリ使用していますので条件が合わなかった訳です。

関心ある方はぜひダイワボウ情報システム様までお問い合わせください。UV除菌ケース大切に使わせて頂きます。まずは除菌するマーカー買ってこなくちゃ(笑

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